日々ロック | 愛すべきロックバカ!
パワフルな青春バンドムービー
『日々ロック』(2014/日本)
監督:入江悠 出演者:野村周平、二階堂ふみ
ライブハウスで鑑賞したい!
試写会で観ました。公開は11/22からです。
読んでないけど同名の漫画が原作です。何をさておき音楽シーンが良かったですね。歌詞や旋律が美しいというよりも熱が伝わってくる楽曲セレクトでした。
音楽プロデューサー:いしわたり淳治
劇伴:黒猫チェルシー
二階堂ふみ演じるトップアイドル宇田川咲の楽曲:DECO*27
主人公たちのバンド「ザ・ロックンロール・ブラザーズ」の楽曲:細身のシャイボーイ、忘れらんねえよ、など
声出して笑ったしスカッと泣きました。笑いどころと泣きどころがしっかり用意してあってスポッとはまった感じです。すごいパワーのある映画で観終わったあとは爽快な気分!劇場で爆音で鑑賞すると楽しい映画です。いや、いっそライブハウスでスタンディングで鑑賞したい!
あらすじ:ヘタレなロッカーがある女の子と出会ってちょっと変わります。
「ザ・ロックンロール・ブラザーズ」はライブハウスに住み込みで働きながら活動している3人編成のバンド。貧乏だけど好きなことを精一杯やっていました。ある日のライブで、3人の前に宇田川咲(二階堂ふみ)が現れます。彼女の正体はなんと今話題のトップアイドル。また後日「ザ・ロックンロール・ブラザーズ」のライブを見に来た彼女は何かを確信して、ヘタレなボーカル・日々沼拓郎(野村周平)に、曲を書いてほしいと頼みます。
- 音楽シーンを爆音で!
- ロボアイドルのふみちゃん可愛い
- 蛭子さん
序盤で二階堂ふみが歌う『雨あがりの夜空に』はなんか軽すぎてちょっと心配になりましたが、アイドルとして歌って踊るライブシーンは臨場感があって良かった。ライブハウスの音楽シーンも良い具合のアングラ感が漂っていてこれまた臨場感があります。
後半にいくにつれて日々沼と共に「ザ・ロックンロール・ブラザーズ」の音楽も成長していくのが分かるし、ラストの嵐の中の演奏は本当に最高!日々沼役の野村周平さんハマってました。歌上手いわけじゃないけど熱い叫びのボーカルには引き込まれるし、ライブパフォーマンスとか内股な感じとか非常にロックンローラーっぽかったです。古いけど。
けどそう、不良とケンカとか、いじめっ子といじめられっ子が時を経て仲直りとか、そういう「古くさい(=イマドキじゃない)」価値観も分かりやすく、エンタメって感じがしてわたしは好きでした。結局何の役なのか分からなかった蛭子さんも良かったな。存在感すごかった。
『名菓ひよ子』が劇中に何度か出てくるキーアイテムということで、試写会ではひよ子配ってました。福岡人としては、ひよ子が福岡土産として登場したのか東京土産として登場したのか一瞬分からず、ちょっともやっとしたりもしましたが、たぶん後者。
[Photo: © 2014 榎屋克優・集英社/「日々ロック」製作委員会]
がむしゃら!
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